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このまま夜のままなら良いのにこのまま海の底なら良いのに

母親だし 女だし 個人だし 

それでも眠れずに苦しいのは

母親になる前から 性別を切り離したとしても

わたしという生き物が 苦しみを抱え込んでいるからなんだろう

核に ちくりと 真珠にならずに 何になっているんだろう

貝のように 軟らかい身を膝抱えて こもってしまいたい

身ひとつではなくて 守るべきものごと貝殻に入るずるさと決断に 憧れつつ

今日も 潮風に打たれにゆく 

波も高い 日差しも強い 風も痛い 焼け爛れた身 岩に立つ

強くあらねば 強く 強く だから 眠れない
posted by: 海姫MiKi | つぶやき | 02:28 | - | - | - |

夜空の花束

春 黄色いお月様 ほっこりほくほく

東の空に 温かい 

夏 真っ赤な花びら 松葉ぼたん

金銀錦の 流れ星 夜空の花束 どんどん 花火

秋 黄色いお月様 こんがりほくほく

東の空に 真ん丸い

冬 真っ白な吐息 ふうふう両手 

金銀錦の 宝箱 夜空の宝石 きらきら 眠る

posted by: 海姫MiKi | 絵本歌 | 23:03 | - | - | - |

桜はなびら

うすべにの 春の小舟が押し寄せる
波打ち際に 触れる指先


posted by: 海姫MiKi | 短歌☆ | 23:52 | - | - | - |

冬のつぶやき五編その参

魚たちが眠る季節は

きらきら光る川面に 魚のような風が遊んでいました


posted by: 海姫MiKi | 美しきかな四季の彩り | 15:52 | - | - | - |

冬のつぶやき五編その弐

思い出の中だけになった景色を

外に出して見たいと思う

変わらぬ川の流れを見つけると

同じではないけれど同じものを見つけたような

切ない安堵に包まれる 冬の午後


posted by: 海姫MiKi | 美しきかな四季の彩り | 19:32 | - | - | - |

冬のつぶやき五編その壱

冬が一番好きなのは、そぎ落とされた潔さが、背筋を伸ばしてくれるから。

大切な懐を思い出させてくれるから。

posted by: 海姫MiKi | 美しきかな四季の彩り | 22:16 | - | - | - |

冬空散歩道

空が広いと気づかせるために、

木々は葉を落とすのかもしれない。





posted by: 海姫MiKi | 美しきかな四季の彩り | 21:03 | - | - | - |

一ヶ月ぶりの空の風

夕暮れに 染まった空を 

彗星の如く横切る 二機の旅客機


posted by: 海姫MiKi | 短歌☆ | 19:10 | - | - | - |

餅つきの朝

 日が高くなって わたしをノックする

耳に馴染んだ 餅つきの音


posted by: 海姫MiKi | 短歌☆ | 17:24 | - | - | - |

冬のほおずき

ふすまを開けて はっとする

橙色に 落ちてゆく夕陽

ほおずきのように 小さく詰まって




posted by: 海姫MiKi | 美しきかな四季の彩り | 16:34 | - | - | - |